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いちばん最初に買ったカメラは…

生まれて初めて買ったのは、お年玉で従兄と一緒に買った、ドラえもんとのび太くんが写真に写りこむという画期的(?)なおもちゃカメラでした。今でいえば、プリクラみたいな感覚ですかね。これは、それなりにいろいろ撮って遊んだ気がします。自分で種を撒いて育てたアサガオとか。

 

二代目は、ラジコンにカメラが付いていて、遠隔操作で写真が撮れるというもの。これもお年玉で、たしか従兄が選んだのはナイトライダーの喋るラジコンでした。それに比べれば、はるかに機能的だと満足していたのですが…殆ど写真は撮りませんでしたね。デジカメが安い今なら面白いでしょうが、当時は一枚撮れば現像とプリントで100円という感じですから、何が写っているかも判らないのにシャッターを切るのは、余程の勇気が要りました。

 

というわけで、ここまでは、撮れる写真の中身には興味がなくて、写真が撮れる以上に何か機能を求めていたようです。

Minolta α7700i

あれは中学のころだったか、父親にねだって買ってもらった最初の一眼レフがα7700iでした。当時はAF(オートフォーカス)の普及機のはしりで、ミノルタは最先端を行っていたと思います。それにしても、中学生に中級機を買い与えた父は…今考えると相当な太っ腹ですね。。

 

カードを取り替えると、ポートレートや流し撮りなど、シーンに合わせた最適なセッティングが労せずして手に入るという、初心者には有り難い機能が付いていました。いまでは、ダイヤルをひねればいろんな撮影シーンが選べるんですが、当時はカードが精いっぱいだったんですね。

 

シャッターが開いている最中にズームをきかせて、ソフトフォーカス風の写真が撮れるカードがあり、こうした撮影がプリセットされたシーン選択で出来る機種は今でも殆ど無いので、今となってはこのために持ってるようなものです。落として液晶や補助光発光部のカバーが割れてしまいましたが、それ以外は良好に動いています。コンクリートの上にぶち落として壊したのに、20年たってもこの耐久性。中級機の面目躍如たるところでしょうか。

 

大学のときに、中古で24mm/F2.8, 100-300/F3.5-5.6(アポテレ)を買い、標準ズームと合わせて使っていました。広角のコンパクトさと面白さにハマって、旅行にはもっぱら24mmをつけてお供にしていたのが、今となってはいい思い出です。

Minolta α9

ついに、フラッグシップ機に手を出しました。

 

コニカミノルタが銀塩カメラから撤退したときは、本当にショックで。

その後、虎視眈々とα7とα9を狙ってきましたが、その後Sonyが事業を引き継いだので安心して、相場のこなれた中古機を手に入れました。新品の売値のわずか1/10程度で手に入れることができたので、本当にいい買い物だったと思っています。

 

35mmフィルムなんていつ無くなるかもしれないのに、どこがいい買い物かって??

仮にも、ミノルタ一眼レフの集大成ですよ。そりゃあ、50万円以上もする、NikkonさんやCanonさんのプロ機よりいいとはいいませんが(正直触ったこともないので…)、α9は私にとって写真を撮る楽しさを思い出させてくれた恩人みたいな存在です。今は、メインに近い扱いで使っています("近い"というのは、数打ちが必要なときはデジタルを使うからです)。

 

評判通りファインダーが秀逸なのは、覗いてみればすぐに判ります。私はこれを使うようになってから、レンズを付け替えた時の景色の違いがとても楽しくなって、とくにマクロレンズにハマってしまいました。ミノルタには、100mm/F2.8という神マクロがあります。ほかにも、総じてボケ味が美しいと言われる単焦点レンズの中にも、さらに美人レンズと称される85mm/F1.4など、すばらしいレンズがたくさんあったというのは有名な話。こうしたレンズを楽しむのに、一級のファインダーを持ったα9を使わない手があるでしょうか?明るいときに、明るいレンズで使ってみるのがおススメですよ。

 

上級機としては、今のデジタル機に比べればむしろコンパクトな部類ですが、ボディの質感やホールド性は満足。そして、シャッター音は快感です。APSセンサーのデジイチに慣れたあなた、α9のシャッターを押してごらんなさい。男らしいカシャ!っていう音に心が躍ると思いますよ(最近のNikkonの静かなシャッターも、魅力ですが)。

Sony α900

これは、今後欲しいカメラ第一弾です。35mmフィルムと同じ大きさ(実際は長手が36mm)のフルサイズと呼ばれるカテゴリのデジイチです。APS機と比べると、非常に大柄ですが、これまでの35mmと同じ感覚で従来レンズが使える利点があります。

 

α9の後継者にふさわしく、秀逸なファインダーと多すぎるくらいの画素数を誇ります。シャッター音も健在です。…と思っていたら、ついに製造・販売終了となってしまいました。。本当に残念です。Sonyのショールーム(Sony Store)ではまだ触ってみることが出来る(2011/10/15現在)ので、皆さんも試してみて下さい。Sonyが今後フルサイズを出すのか、やめてしまうのか、今後が心配です。カール・ツァイスと銘打ったレンズ群を持っていますから、フルサイズ機をやめてしまうなんてもったいないと思うのですが…。

 

ジョイスティックみたいなUIが装備されるなど、使いやすさにもこだわっているようです。中古で値がこなれないかな…と機を伺うこの頃です。

Sony α77

ソニーが満を持して2011/10/14に発売した中級機。Sony Storeで見てきました。一言で感想を言えば、シャッター音と電子ビューファインダー(EVF)が慣れない感じでちょっと…となります。しかし、いずれも自分の感覚が古いのであって、カメラの進化としては称賛に値すると思います。

 

個人的にいえば、「ファインダーをみて綺麗だなぁ」とレンズを通してしか見られない世界に感動して、シャッターを切ったカシャッという音がしっかり聞こえて「撮れた(はず)!」となる。この一連の流れが楽しいと思ってこれまでやってきたので、見える像や聞こえる音や感触がガラッと変わってしまうとイヤだというのが正直なところで、今回は手を出さないことにしました。

 

ただ、有機ELのEVFは非常に見やすかった。α55の液晶とは比べ物になりません。これなら、ピントの山は掴みやすいと感じました。機能的には、撮れるはずの絵が先に見れるのだし、暗いところでも見やすいので、デジカメとしては光学ファインダー(OVF)の上を行っているのは間違いない。

 

シャッターも、秒12コマなんて夢のような数字です。これだって、銀塩のα9なら秒5コマで全然問題なかったわけです。そんなに撮れたら困るくらいなので。デジタルだからこそ、数を稼げるメカが中級機にも必要になった。極めて正常な進化です。

 

こうして見ると、α77はデジタル一眼の機能としては極めてリーズナブルな進化を遂げた一台だと思います。ただ、変革の常で、ここまで変えてしまうと古いユーザーがついてこられない部分があるのは事実でしょう。それが私ですが…。旧来の撮影スタイルを楽しむためでなくて、いい写真を撮るためなら、いい一台だと思います。とくにパパとしては、シャッタースピードがはやいのと、動画のバリエーションが多いので運動会には最適だと思っていて、いつか欲しいと思っています。何台も買えるなら、今でも欲しいんですが…とりあえずは、もう少しお金をかけずに、趣味のデジタル一眼を買いたいと思っています。

 

Sony α700

 

え?いまさら何年前のモデルですかって??

いえいえ、我が家ではAマウントのデジタル化すら、まだ果たしていなかったんです…。

 

残念ながら、一眼レフのデジタル化を検討したとき、Aマウント(すでにソニーに事業譲渡されていました)の機種にはあまり魅力を感じませんでした。そこで、どういうわけかCanon EOS Kiss Digital X2に手を出してしまいました。。EFでは、50mmF1.8が1万円で手に入ってしまうというのにつられたんです。しかし、Canonさんは、敷居をぐっと下げておきながら、そのあとのハードルが結構高い。ボディは細かく価格も性能もラインナップされているんですが…いかんせんレンズが高い(中古含む)。このときレンズを何本か買っていれば、今頃7Dでも買っていたかもしれませんが、そうはなりませんでした。

 

X2は、子供の成長をそこそこ綺麗に記録するために、とにかくたくさんシャッターを切りたいという、実用的な意味で購入したのですが、運動会のときに思ったのは、α9と並列での運用は苦しいということ。やはり、Aマウントでデジタル化を、と考えていました。そこへ、α700の値がこなれてきたので、今だ!と。ポチっとやってしまったのです。しばらく前から、「カメラ買おうと思うんだけど…」と前置きはしておいたんですが、家内には「またカメラ買ったの?!」と言われてしまいました。。家内からすれば、X2もα700も変わらないんですよね。叱られても仕方ないです。

 

そんなこんなで手に入れたα700ですが、ミノルタ機の良い部分が引き継がれているようで、なかなか好感が持てます。まず、ファインダーがなかなか見やすいです。ペンタックスのマグニファイイングアイピースを付けて使っています。それに、シャッター音が快調な感じがします。切れがよいという表現がぴったりです。持った感じも、手によく馴染み操作しやすいです。これ、案外重要なんですよね。

 

そして、デジカメならではの機能として、DRO(ダイナミックレンジオプティマイザー)がとても便利。DROは、逆光で日陰の顔が暗すぎてスナップの意味ないじゃん…というときに救ってくれる便利な機能です。RAW現像時に自分でできるじゃん!と思ってましたが、正直言ってスナップ写真をいちいち直すのも手間。とても便利です。ただし、必要ないときまでシャドー部分が明るくなってしまってコントラストが悪くなるので、こまめに設定を変えるか、どちらかを諦めるかしなくてはいけませんが…。

 

ライブビューや動画撮影機能が付いていないのは残念ですが、あまり使わないのでよしとしましょう。そちらは、NEX-5Nかα77で…とたくらんでいますが、まだまだ先の話になりそうです。NEXなら形が違うので、コンパクトデジカメの買い替えということで納得して…もらえないでしょうね。。Eマウントのレンズが欲しくなってしまったら、収拾がつかなくなりそうだし、いい案はないものか。。